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calendar_today2026-01-24
HEPA交換を「時間」から「状態」へ

「18ヶ月一律交換」は見直しの余地がある
多くの製薬施設で、「HEPAフィルターは18ヶ月ごとに交換する」というルールが運用されています。しかし、その根拠を確認すると、「昔からの慣習」「メーカー推奨値(の安全側)」といった理由が多く、自施設の運用データに基づいたものではないことがあります。
時間基準(TBM)から状態基準(CBM)へ
フィルターの寿命は、稼働時間だけでなく、外気質、プレフィルターの交換頻度、運用状況に大きく依存します。まだ十分な性能を維持しているフィルターを廃棄することは、コストの無駄であるだけでなく、廃棄物処理による環境負荷(Scope 3排出)の増大にもつながります。
実装のアプローチ
- 差圧モニタリングの強化:交換基準となる差圧値を再設定し、トレンドを監視する。
- 完全性試験(Integrity Test)の活用:定期的な試験で性能を担保できるなら、使用期間を延長する根拠となる。
この移行により、交換頻度を2〜3倍に延長し、年間数百万円規模のコスト削減と廃棄物削減を実現した事例もあります。